生理中に白髪染めをしない方がよいのはなぜ

生理中に横になる女性

 

白髪染めの説明書には、「生理中は使用を避けてください」という注意書きがついていることがありますよね。生理期間中は、髪が傷んでも修復されづらいため、ダメージにつながるようなことは避けた方がよいのです。

 

白髪染めを使うと髪が傷むのは、多くの方が体感していると思います。白髪染めは、ヘアマニキュアのように色を乗せるのではなく、アルカリ剤で髪の表面のタンパク質を分解し、内部に染料を浸透させて染める仕組みです。白髪染めを使ったあと、髪がパサパサした感じになるのは、髪をコーティングしているタンパク質(キューティクル)が荒れてしまうためなのです。

 

ダメージヘアを回復させるには、タンパク質をはじめ、水分、ミネラルなどが髪に供給される必要があります。これは毛根に集まっている毛細血管から血液を通して髪に送られるはずなのですが、生理中はこうした回復機能がうまく働きません。というのは、生理期間は女性の体は全体に血流がとても悪いのです。

 

まず、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの影響で基礎体温が下がり気味になります。

 

また、この期間は子宮に大量の血液が集中して、体の他の部分は血液不足になりがちです。排卵のあと、子宮の内壁は内膜が増殖して厚くなり、受精卵の到着に備えるのですが、着床がないまま時期が過ぎると、厚くなった内膜は酵素で溶かされ、排出されることになります。

 

これがいわゆる生理なのですが、内壁の分解と排出が正常に行われるためには、たくさんの血液が必要になのです。「虚血性貧血」という、子宮に血液が集まりすぎたために起こる貧血もあるくらいです。

 

さらに、下腹部の筋肉に硬直が起こるのも、血流悪化の原因です。これは周りの筋肉が硬くなることで子宮を圧迫し、分解された内膜を外に押し出すためです。しかし、腹部には太い血管も多く通っています。筋肉が硬直するとこれらの血管も圧迫されるため、広い範囲で血の巡りが滞ることになります。

 

生理は病気じゃないと言われますが、こうしてみると生理期間中はやっぱり体には大きな負担がかかっていることがわかりますよね。髪の美容と健康のためにも、ダメージの大きい白髪染めは、生理が終わってからにしましょう。

 

なお、頭皮はもちろんですが、陰毛の白髪染めも生理期間中は、絶対にやめておきましょう。

 

陰毛の白髪染めについての記事はこちら